帰国時の国籍
とても重要なのでよく考えて選択する必要があるのが国籍問題です
日本人が日本国籍で帰国
日本人なのでそのまま帰国すればいいと思っていたら大間違いです もし、ある程度の資産が米国にあり、将来相続させたい親族がいるなら熟慮が必要です 米国永住権のまま日本に帰国すると永住権は失われます もしくは、永住権放棄の手続き後帰国する方もいらっしゃるでしょう どちらにしても永住権を失うと米国出国税の対象になることを覚えておかなくてはいけません
全世界の資産が2Mドルを超えている場合や、連邦の所得税額が過去5年で平均16.8万ドルを超えている場合に対象になるとのことですが、他にも条件がありますので該当しそうな方は事前に専門家の方にご相談されるのをお勧めします
私は日本国籍で永住権を放棄することになりましたが、出国税の対象になるほどの資産も収入もなかったので該当しませんでした
米国籍の場合
米国籍の方が日本に永住する場合は、いくつか方法があります
ひとつめは、日本の在留許可を得て住むという方法です この場合、夫婦の内どちらかが日本国籍なら日本人配偶者など という資格で在留許可を申請できます 夫は米国籍ですが、元日本人なので資格は日本人の配偶者などで申請しましたが、日本人の両親から生まれた子というのを戸籍で証明することで比較的簡単に在留許可を得ることができました 夫の両親はどちらも他界していますが、戸籍で日本人の子であることを証明できました
尚、この方法で申請するには日本国籍離脱をしている必要があります
ふたつめは、元日本人の米国籍の場合、日本国籍に戻るという方法があります 元日本人が米国籍を放棄して日本国籍を復活させるのはそう難しくありませんが、米国籍を放棄すれば米国出国税の対象になります
みっつめは、米国生まれの日米二重国籍者の場合、日本国籍を選択することにより日本人として入国できます しかし、米国生まれの場合は米国籍離脱に努める義務はありますが、米国籍はそのままキープすることが可能です 我家は息子がこのケースにあてはまりました
米国出国税より怖い日本の相続税
なにも準備をせず帰国し、出国税を取られた上に日本で相続税も払うとしたら悲惨としか言いようがありません 日本に帰国する際に最も気を付けなければならないのが、税金問題です 特に日本の相続税は税率が高いので注意しなければいけません アメリカでは夫婦合算で約20Mドルほどまで非課税で相続できるので、一般のご家庭では相続税対策はあまり必要ないですが、日本では相続税対策は必須です 将来、相続が発生する場合に備えて帰国前に準備を整えておくことを強くお勧めします
折角、相続に有利な米国に住んでいるのですから、在米のうちにできることを済ませておきましょう
初めまして。そしてご帰国、お帰りなさいませ。
返信削除相続税、そうです。数年前に改正され控除が減らされたりしました。また今年かな?改定があります、確か。
日本は夫婦2人の財産という考えでなく、収入がある人の財産(婚姻後の妻が無収入なら、例えば、妻名義の銀行口座のお金は収入を得た夫のものであり、相続税が発生する)。
1つの戸籍で、扶養家族だからという意識でいたらビックリです。
子どものいる方はあまり心配ないでしょうか。
親から相続する財産がある事が忌々しく思われがちな日本、お金のあるテイは御法度ですw
テイって体裁の意ですね。
ピクルス さん:
削除はじめまして 北米からご帰国された方ですか?
日本では40年ぶりに相続税改正がありました 北米に長く住んでいる方なら帰国前に手を打つことで、日本の相続税を減らすかまたは回避する手段があります また、銀行口座や不動産が共同になっている場合、そのまま帰国するのは避けた方がいいです 相続させるお子様がいらっしゃる方は帰国準備は万全にされることをおすすめしています
pomo-mom様、返信コメントありがとうございます!
返信削除いえ、私はザ・ドメスティックな人間でございます。
相続税の事を知って調べるうちにアメリカの事情を少し知りました。
消費税(日本)や所得税、保険制度など日米の違いについて考えるようになりました。今はコロナウィルス対策や黒人の方の殺人事件で、どうなっているのか…、どうしたら良いのか、現地の事を知りたく皆様のブログ等にアクセスしています。
どなたも困難な事も努力で乗り越えていらっしゃるんだと、自分に喝を入れています。気持ちだけ…ではありますが。
もしかしてコメントを2重送信したかもしれません。お手間をおかけしていたら申し訳ありません!
ピクルス さん:
削除日本にお住まいの方だったのですね 私のブログに辿り着いてくださいましてありがとうございます 北米在住者でなければ理解できない内容も多いですが、興味を持ってご覧くださいましてありがとうございます