日本で家を買う 迷走編

とっても欲しかった物件をN社の意地悪で購入できなかった経験はなんとなく後味の悪いものとして心に引っかかっていました ここからしばらくは物件探しが迷走してしまいました

この記事は日本で中古マンションを買うシリーズです
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迷走する物件探し



嫌がらせにも近いN社の仕打ちには呆れましたが、ここは気持ちを切り替えて新しい物件を探すことにしました 私にとって失敗は成功の基、負けは勝利の前触れなんです アメリカではじめて買ったタウンハウスを3年半後に売却した時も、すぐに売れたのはよかったのですが、エスクローがオープンしてからのキャンセルにあいました 私的にはかなりのショックな出来事だったのに、全く動じないのは凄腕エージェントさんです 去る者は全く追いません ハイ次いきましょ~とばかりに、気持ちの切り替えが凄いのです

結局、2回目のオファーの方が高い金額となり、更に購入希望者が多かったのでどんどん条件がよくなり、最終的に As is で売却できたのです 不動産売買は縁とタイミング、欲しい人がいるときにマーケットに出す、欲しい物件が現れた時に買う、これなんです

負けても次に勝てばいい、小さく負けて大きく勝てば尚いいですし、最終的に+になればいいわけです 途中の小さな負けを気にする必要はありません 経験からわかってはいるのですが、コロナウィルスの流行が中国から始まっており、心に迷いが生じてしまったのです

どの区がベスト?

私の物件探しは、ここというエリアを決めたらそこだけで集中して探します 場所で迷う方ではないものの、この時は流石に迷う迷う 東京出身者でもなく、住んだこともないのに東京の物件を素人が購入するわけですから、迷っても仕方ありません

東京都内では、リセールバリューのある人気の区は3つです 千代田区、中央区、港区です 千代田区は物件が少ないので除外します 一番人気は港区ですが、高い なにしろ住所が港区になるとそれだけで高いです 新築の港区のタワマンなんか呆れるほど高いです 私は予算から中央区に絞っていたものの、迷う中でやっぱり港区かもとなってしまい、港区の物件も探し始めました

新築で予算に見合う物件がみつかり、どうしたものかと悩んでMさんに相談してみると、なんとなんと、すぐに販売会社に電話してくれてその日のうちに内覧に行ってくれると言うではありませんか! なんという行動力、私のためにそこまでしてくれるなんて、感謝しかありません

マンション開発会社

その日のうちに現地を見に行ってくれたMさんから詳しいレポートが送られてきました またしても痒いところに手が届く素晴らしいレポートです 物件は新築ですが、タワマンではなく世帯数も少なめのこじんまりしたマンションです そのせいか、隣の物件とも近く、雑居ビルなどが混在しているため港区の一等地ではありますが、高級感には乏しいエリアです そこがお値段にも反映しているわけですが、さてここでも迷います

大手マンション開発会社の大型物件か世帯数少なめの物件か、または準大手の物件か、さてどちらがいいのでしょう? いろいろ見た中で私は1,000世帯以上の大型タワマンは外しました そういうところはファミリー向けで私たちのライフスタイルとは合いません エレベーターも混雑しそうです 反対に世帯数があまり少ないと、修繕積立金の負担が大きくなりそうで心配なのと、共有部分が寂しくなってしまうというのがありました 大規模でもなく小規模でもなく、中間くらいがいいのではないかとなりました

そして、デベロッパーなのですが大手は7社と言われており、以下の7社です


  • 住友不動産
  • 大京
  • 東急不動産
  • 東京建物
  • 野村不動産
  • 三井不動産レジデンシャル
  • 三菱地所レジデンス


新築にしても中古にしても大手7社の物件なら安心感はあります 新築のモデルルームも豪華に作りこんでおり、おおっ!と思わせるものはありますが、モデルルームはこれでもかとオプションを盛り込んでいるため、実際には標準仕様ではあっさりとしています モデルルーム並みにお部屋を仕上げるには相当なオプションを覚悟しなくてはいけません

大手7社に絞って新築物件をさがすならこんなサイトがあります ただ、あまり情報が更新されないのでここだけ見ていても出遅れます

MAJOR7


結局、Mさんの渾身のリポートを参考に検討した結果、港区の物件は見送りました 私の予算内で港区の新築物件で買えるものはショボすぎました 港区は諦めて中央区に絞ることにしました


コロナウィルスの流行

物件探しが迷走しているうちに、コロナウィルスが世界的に流行し始めたのです アメリカも危ないと判断して、大幅に帰国を早める決意をしました それからは物件探しはお休み、それどころではありません 必死で引越し準備にかかり、バタバタと帰国したのです

帰国後も仮住まい先を転々とし、夫の在留許可を取得するために翻弄し、生活を整えるのに必死でした 息子用に買った物件に入居できることになり、狭いながらもなんとか3人で合宿生活をすることにしました ようやく生活が落ち着いてきたので、物件探しを復活させると、あったのです N社の意地悪で買えなかった物件と同じマンション内にもっといいのが、しかも買えそうなお値段で! 私の運は尽きていなかったし、Mさんの予言も大当たりだったのでした









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