車の運転をしたくない
北米在住時代は、毎日車の運転をしていました 子どもの送迎をしているときは、一日4~5時間運転するなんてこともありました アメリカではホッケーマムなんて言葉もあるように、スポーツをしている子どもの送迎に追われるお母さんは普通です 我家はスポーツはしていませんでしたが、週に6日間の送迎生活は過酷でした
LAのFWYの渋滞は凄まじく、放課後に習い事や塾などの送迎があるときは、学校が終わるかなり前に迎えに行き、ポールポジションを押さえたら子どもが出てくるまで待機をし、車に乗せた途端、目的にに向けて最速で到達できるルートでただひたすら運転をしていたものです その間、車中でこどもに食事をさせます 車中で食べやすいようなお弁当作りもお母さんの仕事です 土曜日は遠くの日本語補習校に通っていたので、うんざりするほどの渋滞の中、長距離運転をしなくてはいけませんでしたが、中学卒業までやり遂げました
一生分くらいの車の運転をしたと思うので、引退後は車の運転をしない生活をしたいと強く願っていました 夫の方も歳とともに運転が危なく思え、早く運転をしなくていい生活を手に入れたいと熱望していたのです 日本の住まいは車がないことを前提にロケーションにはこだわって探しました 健康のためにも歩いて買い物に行くのはいいことだと感じています 重たいものや大きいものはネットショッピングで購入すればいいので、車がないことで困ることは今のところありません 車の維持費がかからないのは何より嬉しいですし、誰かを傷つけたり、命を奪ってしまうような事故の恐怖に怯えることもありません 車の運転をしなくなって3か月以上経ちましたが、私的には大変満足しています
日本の高齢者の運転問題
昨年4月に日本で起きた池袋暴走事故をご存知ですか? 事故当時87歳だった飯塚幸三氏は上級国民ということで未だ、逮捕も収監もされていません その暴走事故で妻と子を奪われたのが 松永拓也氏です 松永さんは高齢者の運転問題に取り組んだ活動をされているのですが、まずはこちらのニュースをご覧ください
【現場から、】池袋暴走事故、「運転やめない」高齢男性との対話
「現場から、」。去年4月、母親と幼い子どもを含む11人が死傷した池袋暴走事故のその後です。遺族の松永拓也さん(33)は、事故を3回も起こしながら運転はやめないと話す81歳の男性との対話に臨みました。 「私にも、まだ自動車の楽しみというか、それを乗りたいというのもあるが」(81歳の父親) ...
3回も事故を起こしならが運転をやめない81歳の父について娘さんから松永さんに相談があり、その相談者の父娘と対話をされている映像を見ましたが衝撃を受けました なんと自分勝手な人なんでしょう 何の落ち度もない家族を一瞬で二人も失った松永さんに対する言葉の一つ一つが酷すぎます このニュース映像は短くされており、もう一つの映像にはもっと衝撃的な発言がありました
こちらのニュース映像の5:22あたりからの発言に言葉を失いました自分勝手な高齢者
「免許は返納しない」高齢男性に池袋暴走事故の遺族は・・・
"3回事故を起こしても高齢の父が運転免許を返納しない"。池袋暴走事故で妻子を失った男性のもとに、ある家族から届いた切実な相談です。「妻子の命を無駄にしたくない」と、男性は高齢男性と直接話し合うことにしましたが・・・null
以下、その発言です
加害者にもある程度許されなければいけないこともある
被害者も月日がたてば忘れることも必要じゃないかな、諦めることも
こんな暴言を池袋暴走事故の遺族の松永さんに吐いたのですよ
池袋暴走事故の犯人とこの高齢者は同じ考えなのでしょう 家族がどんなに運転をやめるように懇願しても自分勝手な理由で運転をし続け、頭の中ではこんなことを考えているなんて 遺族は一生忘れませんし、なぜ忘れることが必要なのか理解できません 人の命を奪った加害者はどんな償いをしても、命は戻ってこないのですよ
この自分勝手な高齢者は、運転免許証を返上すると、人生そのものが消極的にならざるを得ない、時の流れを待つだけの人生になるんじゃないかと 宣わっています
未来ある若者の命を奪うかもしれない危険を承知で運転するくらいなら、時の流れを待つ人生、つまりお迎えを待つだけの人生だったとしてもいいじゃないですか、家に居てくださいと言いたいです
運転しない生活
仕事や生活に運転が欠かせないわけではない高齢者が自分の楽しみのために運転するのはいかがなものなのでしょうか? 事故を3回も起こしているなら、もう悟るべきです
私は運転しない生活を選びましたが、毎日快適です 事故を起こすかもしれないという心配がなくなったのは大きいですし、車の維持費を別の楽しみに使うことができます LAの車社会で生活していたので、日本の田舎がどんなに車社会なのかは理解できますが、高齢ドライバーの多さは想像以上でした タクシーの運転士さんもかなり高齢の方もいらっしゃいます 正直、高齢ドライバーのタクシーには乗りたくないです
ライフスタイルによる住み替えは大事だと痛感しています 子育てをしているときは戸建てがいいですし、夫婦二人だけになればもう大きな家は必要なく、車の運転をしなくていい便利なロケーションに小さい集合住宅で十分です アメリカの大きな家から日本の小さなマンションに住み替えて、たくさんの物を処分しコンパクトな生活を目指しています 車も北米時代は最高4台所持していたこともありました 夫も長年、アメリカのお父さんの夢の大きなピックアップトラックに乗っていました それも昔のこと、今は車なしでどこにでも歩いていく生活が気に入っています
息子はとうとう車の免許を取らないままでいます LAではUber で日本ではタクシーを利用するのでなにも問題ないと言っています 私も息子が車の事故を起こす心配をしなくていいので、今の時代は運転しない生活もアリなのではないかと思っています
自分の衰えを感じたら、運転することの怖さを考えて欲しいと思います 運転に固執する高齢者の方に運転しなくても快適な生活ができることを知って欲しいと願います
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