帰国準備の中でも重要なもののひとつが銀行関係です
銀行口座の整理
帰国準備として銀行口座の整理をしました ビジネスをしていたので、ビジネス口座はクローズしましたが個人口座はキープしました その際に夫婦共同名義の口座をクローズして、個人名義の口座を家族分開設しました 日本では夫婦共同名義というものがありません 将来の相続に備えて個人名義にしておく必要があります
また、共同名義の口座のお金をどう移動させるかも熟慮が必要です 帰国後に贈与などを指摘されないようにしておく必要があります あえて贈与をする場合は、必ずお金の流れを明確にしておかなければいけません 贈与した場合は、Form709 を提出しなければいけません
帰国後、米国市民はTax Rreturn の義務があります 銀行口座は全て記載しなくてはいけないので、無駄に口座が多い場合は整理しておいた方がいいと思います 米国市民でなければTax Return の義務はありませんが、資産が多い方は出国税がありますので帰国前に対策を講じておきましょう
Union Bank は日系銀行
西海岸にたくさんあるUnion Bank は日系の銀行です 銀行口座の住所変更を日本にしても問題ありません
帰国前に日本に資金を移動する際には Union Bank を利用しました 日本の銀行なので日本の送金は安心感があったのと、資金の流れを記録しておく必要があったので、全て同じ銀行で送金をしました 為替リスクを分散させるために、一度ではなく数度に分けて送金を完了させました 送金額が3,000万円を超えると日銀にレポートをしなくてはいけません こちらからというより、受け取り銀行の方から必ず問い合わせがあります
銀行口座をクローズしない理由
長く米国に住んでいる場合は、アメリカの年金の受給資格もあるので帰国後も米国の銀行口座をクローズしないほうがいいと思われます むしろ、銀行口座をクローズして帰国すると後々困ることがでてきませんか?
例えば、今年はアメリカからも政府の給付金が出ました Tax Return の際に登録した銀行口座に勝手に入金されたので銀行口座をクローズしていれば貰えなかったお金です その他、今年は予想外のリファンドのチェックが送られてきたりしたので、銀行口座がなければ換金も入金もできないところでした ちなみにチェックが送られてきた時は、代理人の方に銀行口座に入金をお願いしています チェックの宛名と同じ名義の銀行口座に入金してもらうのは問題なくできます 日本ではアメリカのチェックを換金することはまずできません(最近とても厳しくなったとのことです)
Tax Return をする際にももちろん銀行口座は必要です 私は日本国籍ですが、夫が米国籍なので夫婦ジョイントでTax Return をするので日本人の私も一緒にTax Return をします
米国の年金収入があるので、アメリカのクレカをそのまま日本でも使うことにより、たくさんの恩恵を得ています アメリカのクレカを維持するためには、米国の銀行口座と電話番号は必須です この二つを帰国後に解約するのは後々後悔することになりますよ
米国在住時にアメリカの生命保険や個人年金などに加入しているので、どうしても米国の銀行口座は必要です 保険料の払込がある場合は銀行口座が必要ですし、保険の払い戻しなどを受ける際にも銀行口座は必要です アメリカの生命保険の有利さは知っている人には当たり前なのですが、引退資金を作る際にも生命保険や個人年金を利用すればかなり有利に引退資金を作ることができます これを知らないまま帰国するのはあまりにも残念です 帰国前なら出来ることがたくさんあります
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