中古マンションのアップグレード

東京の住まいは中古マンションを購入してアップグレードしました

中古マンションのアップグレード

金沢のマンションは新築でしたが、東京は中古マンションを購入してアップグレードしました

リビングルーム/Houzz

中古といっても築浅なので中は新築時からほとんど劣化もありませんでしたが、見栄えよく、住み心地よくアップグレードすることにしました 米国在住時に学んだ不動産投資の経験からもアップグレードの重要性を感じていたからです やり方次第では完成した瞬間にバリューが跳ね上がることもあります 賃貸に出している物件も元々は息子用に少々贅沢にアップグレードをしたので、相場よりはかなり高めの賃料を頂いています アップグレードにかかった費用は賃貸ではすべて経費になりますので、私の考えは間違ってなかったと思っています

東京のマンションはオーナーチェンジ物件でしたので、一度も中を内覧することなく即断即決で購入しました 日本では賃貸中の物件はまず内覧不可ということをその時知りましたが、ここは元々狙っていたマンションでしたので既に他のお部屋で内覧をしており、間取り図だけで迷いなく購入しました 金沢のマンションも完成前の第一期分譲で購入しているので内覧なし、間取り図のみで決断しています モデルルームは同じ間取りではないので何の参考にもなりませんでした 中古でも極築浅なら内覧なしでも大丈夫との判断でした 他の方にはおすすめしませんが、不動産売買では人気の物件は即断即決でなければ購入できないと思って間違いありません 時期もよかったですし、仲介手数料の安い会社にお願いしたこともあり、結果的にアップグレード分くらいは安く購入出来ました

購入時の賃借人の方が予定より早く、契約の満了前に退去されることになりはじめて中を確認したのは昨年の10月頃、さてこれからどうしましょうとなんのプランもない中、Suzukuri の鈴木さんに連絡をいれたのでした 私と鈴木さんの三つめのプロジェクトがスタートしました

Houzz でアイディアを探す

まったく方向性も決まっていなかったので、たくさんの画像を検索することから始めました 北米生活が長かった私には日本のマンションの内装写真は全く参考になりません いいと思えるものがひとつも見つけられないからです これじゃない…そんな中、参考になったのは Houzz でした まずはリビングルームをどうするのか、Houzz で好きなタイプのリビングルームの写真を来る日も来る日も探し続けてなんとか方向性を見つけ出しました

後はSuzukuri の鈴木さんとの共同作業です 壁はどうするのか、造作家具は?細々としたことをショールームに一緒に行って決めていきます 内装工事は金沢でもお世話になったマルイチセーリングさんにお願いしました また素晴らしいチームが集結です


マルイチセーリングさんの造作家具も間違いないのですが、こちらの気に入っている点はクレジットカード払いができるということです マンション会社の内装会社では銀行振込しかできなかったので、カードで払えるというのは有難いことこの上なしです 特にアメリカの資金で支払いたい場合は、日本円に両替して送金する手間が省けます 北米発行のクレジットカードで払えばいいのですから、ポイントもガッツリ頂けました

リビングルームのアップグレード

リビングルームのアップグレードで正解だったのは、Suzukuri の鈴木さんの提案で壁をValpaint にしたことです 施行の様子はSuzukuri さんのブログで紹介されています Valpaintにすることで壁紙のような継目がなく、リアルな質感が高級感を醸し出します リビングルームと玄関から廊下まで導入しました 夜にはライトが照らし出すValpaintの模様がとても綺麗です

Valpaintを施したリビングルーム


もうひとつの正解は電気の暖炉の導入です 反対側の壁にはTVを掛けることが決まっていましたがこちら側の壁をどうするかは悩みのタネでした なにかアクセントにもなって、より高級感が出せるものということで電気暖炉を埋め込むことにしました 電気暖炉はお値段の割にはリビングのアップグレードに貢献しています 

リビングの壁に電気暖炉を埋め込む


絶対に外せなかった選択が電動ブラインドFUGAの導入です アメリカの家ではずっと Hunter Douglas社の電動ブラインドを使っていたので、手動ブラインドの選択はありませんでした ブラインドもしくはカーテンが電動なのか手動なのかはお部屋のグレードを決定づけると思います これは趣味のホテルステイから学んだことでもあります 超高級ホテルで手動ブラインドやカーテンだったことはまずありません 賃貸に出している物件もブランドを電動にしているので、内覧の際にかなりアピールできています 日本の方には珍しいようですが、電動ブラインドFUGAは特におすすめしたい商品です バッテリー内蔵の充電式なので電気の配線も必要なく、取り付け場所を選びませんし、カーテンに比べかなりお部屋が広く使えています ブラインドの羽の開閉で夜間照明をつけた時のプライバシーも守られます 元々取り付けられていたシアーカーテンでは夜間に照明をつけると隣のビルからお部屋の中が丸見えになっていました プライバシーを確保するために厚手のカーテンを取り付けると、圧迫感が凄いのでFUGAの導入が大正解だったのでした

電動ブラインドFUGA

ちなみに金沢ではFUGAは採用していません 北陸の冬は寒いので寒さ対策で厚手のカーテン生地で電動ローマンシェードにしましたがたたみ上がるタイプなので窓の上部がFUGAに比べるとかなり隠れます 広い窓をすっきり見せたい時にはFUGAがベストです

大がかりな工事でなくても照明を変えるだけでお部屋がアップグレードされます 画像の赤い矢印の箇所にはLEDライトを仕込みましたが、ダイニングテーブル上部の照明は簡単に取り付けられるタイプのものです 楽天で自分でライティングレールも電球も購入して取り付けてもらいました 自分でも取り付け可能だと思います LED電球は調光がスマホでできるタイプです 

ダイニングの照明



アップグレードの考え

日本のマンションは賃貸では退去の際に現状回復が原則で、カーテンも照明も全部取り外して退去するのが普通です 引越しも大変ですけどなにもない部屋の魅力のなさといったらありません 中古で売るにしても賃貸に出すとしてもアップグレードされた部屋ならば、大きくアピールできると考えます アップグレードにかかった費用は賃貸なら経費に計上できますし、売却する際にはもちろん購入金額に乗せられるので売却益を圧縮することが可能です

今、建築資材の値上がりが凄く少しでも早く工事をした方が安く済むと思うのです 同じ工事をするにしても年々高くなっていくはずです 家具も引越しの度に持っていくのではなく、その部屋に合わせてピッタリなサイズの造作家具を作った方がいいと考えます 金沢も東京も購入したのは必要最小限の家具だけです TVキャビネットやベッドのヘッドボードなどは部屋に合わせて作り付けにしています その方が部屋が広く使えるので狭い部屋でも広く見える効果もあります

事前に投資した内装工事費は物件のバリューアップに貢献しますので、賃料も相場より高くできますし、中古で売却するにしても同じような他の物件と差別化できると考えています 


まとめ

金沢のマンションの打ち合わせではSuzukuri の鈴木さんと何度も高級ホテルでミーティングを重ねてきました 高級ホテルの内装には狭い空間を豪華に見せ、快適にすごすための工夫が詰まっています 特に新しいホテルでは最近のトレンドを学ぶことができました 家づくりをしていく上で大変参考になりました 金沢のマンションの時はまだ北米在住でしたので、Suzukuri の鈴木さんに出会わなければとても思い通りの部屋は完成できなかったと思います 度々帰国できない私に代わり、代行でマンションの内装会社との打ち合わせにも行って頂きました 信頼できる業者さんとの出会いが家づくりの成功の秘訣だと確信しています 3つの物件をSuzukuri の鈴木さんと二人で作ってきましたが、できることならまた一緒に仕事をしてみたいと思っています 鈴木さんとの家づくりはとても楽しい時間でした またいつか一緒に家づくりができるように頑張りましょう

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