Tax Return がやっと終わった

米国外在住者のTax Retrun の期限は、米国在住者より2か月猶予があり、今年は6月15日が期限です　米国籍の方は海外に住んでいてもTax Return の義務があります

期限目前でようやくTax Return が終わりました　まさか、こんなに時間がかかるとは思ってもみませんでした　我家の場合、家族全員が日本在住なので先に日本の確定申告を済ませなくてはいけません　私の日本の確定申告に手間取ってしまって、アメリカの会計士さんに資料を渡したときには会計士さん的に非常に忙しい時期になってしまい、海外在住なので2か月の猶予があるということで後に回されてしまったのでした

ここで大問題発生です　2か月の猶予があるとはいえ、前年度は米国住所でTax Return をしているので、海外在住のためTax Return の期限延長の手続きをする必要があったようです　その手続きは会計士さんがされたのですが事情があり、前年と違う会計士さんにお願いしたのでいろいろと連絡不足なことがありました　前年の税金の還付金を受け取らずに予定納税としていたのですが、それをそのまま予定納税にするというひと手間を新しい会計士さんが見落とされていたので、ある日突然に連邦からかなり多めな還付金のチェックが昨年Tax Return をした際に登録している住所に送られてきました　これには焦りました

夫婦共同でTax Return をしているので還付金のチェックの宛先は夫婦連名になっています　夫婦連名の米国銀行口座は帰国の際にクローズして、個人名の銀行口座しかありません　この場合、夫婦二人が揃って銀行窓口に行かない限り、口座にデポジットできないと言われてしまいました　還付金を銀行振込で受け取る際は、夫婦どちらかの個人名義の銀行口座を指定すれば問題なく受け取ることができます　まさか、チェックが送られてくるとは夢にも思わなかったので対処に追われることになりました　

残された方法はひとつだけ、日本にチェックを送ってもらってSMBC信託銀行でチェックをデポジットするしかありません　米国政府からの給付金が日本在住者にもチェックで送られてきたので、チェックを現金化される方が多かったらしくSMBC信託銀行のHPにも記載がありました　夫婦共同名義になっている場合は、片方が銀行窓口に行けない場合、所定の書類にサインをし、パスポートのコピーがあれば一人で窓口に行っても現金化もしくは口座入金が可能とのことでした　

米国銀行よりは柔軟に対応してくれるSMBC信託銀行に感謝しますが、還付金のチェックを円に両替して受け取りたくはありません　そもそも予定納税としてプールしておきたかったので、SMBC信託銀行口座に入金後、米国銀行に送金して戻すことになります　

米国外在住者のTax Return は米国在住者より2か月の猶予があるのですが、注意点があります　前年、受け取らなかった還付金の処理もそうですが、もうひとつ予定納税の問題があります　前年、還付金を受け取り、納税を全くしていない場合、納税が発生すると本来のTax Return の期限の4月15日を過ぎるとペナルティがかかるようになります　2か月の猶予に安心していると追納がある際に延滞金を加算されるということです　米国年金以外の収入がなく、年金から納税をしている場合はまず問題ないですが、その他の所得があり、予定納税をしていない場合は要注意です

会計士さんにお願いする場合は海外在住者のTax Return の経験がある方にお願いした方がいいと思います　慣れていない方の場合は、うっかりということもあり得ます　自分でTax Return をされる方も期限と予定納税にはご注意ください

今年の日本の確定申告についての記事はこちらです

日本の6月は納税のシーズンです　続々と納税の通知が届いています　税金は管轄の市町村により、クレジットカードで払えないものがあります　金沢市の固定資産税はクレジットカードで払えないので、私はnanaco払いをすることで米国発行クレジットカード払いを手数料なしで実行できました　多少でもクレジットカード払いをすることで還元が受けられます　その差はチリも積もればファーストクラスです

日本のクレジットカードに比べると、米国発行のクレジットカードの還元率は大きく、税金の支払いでもかなりの差がでます　日本のクレジットカードでは税金の支払いで還元なしのものが多いのです　これまでは還元があった支払い方法も次々と塞がれている状態なので、米国発行のクレジットカードを使い続けている意味は大きいです