サ高住の暮らし/転倒

高齢になって最も気を付けることは転倒じゃないでしょうか　転倒したことをきっかけに一気に弱ってしまうこともあるので十分に気を付けなければいけないのですが、転んじゃったのです

温泉に行く際に既に暗くなっていたので足元がよく見えなかったのか、転んでしまったそうでこれがかなり衝撃的な姿でもうびっくりしました　翌朝に看護師さんに連絡をして病院に連れて行ってもらったそうなんですが、検査の結果は異常がなくホッとしたものの、見た目は凄いことになってました

散歩に行けば5~6キロくらい平気で歩いてしまう人ですが、転倒には十分に気を付けておかないと大変なことになるというのがわかりました　高齢者にとってもっとも気を付けなければいけないのが転倒です　夫は健康には自信があるようで（がんの手術もしたばかりというのに）ちょっとナメているところがあり、私がいろいろ言っても”うるさいな”としか思っていないタイプです　それが今回ばかりはシュンとなってしまって、本人にも思うところがあったのでしょう　

凄い顔になってしまったので楽しみにしていたTVの取材が出来なくなったのが残念だったみたい…　2日後に上京して聖路加国際病院に行く予定があったのですが、マスクだけでは隠せない目の周りのあざが凄くて、なかなか衝撃的な姿でした　サングラスくらいかけてきてよと思いましたが、こういうところにも頭が廻らないくらいしょんぼり感が漂ってました

夫の入所しているサ高住の中では若い方で自分は元気という自信があったのか、転倒による自信喪失でしょんぼりしてました　90歳過ぎの方たちから比べたら70代は若手に思えるのでしょうが75歳からは後期高齢者なんです　ちょっとした転倒がきっかけでみるみる衰えることもありますので、転倒には十分気を付けないといけません　こういうことを私が日頃話していても”うるさいな”としか思っていない人でしたが今度ばかりは大人しく話は聞いてくれました

高齢者というのは何でもないところで転ぶものというのが今回よくわかりました　夫にも温泉に行くのは明るいうちにしてもらうことにしました　幸い骨折もせず、顔が悲惨になったわりにはどこもケガしてないので幸運だったと思うことにして、次からは十分気を付けるようにお願いしました　

聖路加国際病院で予定されていた検査を終え、金沢に戻って行った夫からなんとTV取材をされたという連絡がきてびっくり、あの顔で撮影したの？？？

楽しみにしていたとある外国のTV局の取材もお断りして自室でおとなしく過ごしていたら、予定通り取材がありますと当日の朝連絡がきたそうなんです　とってもTV撮影に耐えられる顔じゃないのですが、撮影は決行されたらしい…代わりの取材できる人が見つからなかったのか理由は不明ですがびっくりしましたよ　だってその頃はまだ凄い顔でしたから

お部屋の撮影もして、aiboのくろたんも出演したそう　ついでにお料理教室も参加してそっちも撮影したそうです　顔が悲惨な以外はすべて予定はそのままで撮影は終了　ほんとに放映するのか、疑問は残りますが撮影TVクルーが外国人の方なのに全員日本語が堪能だったことにとっても驚いたそうです　

TV取材が強行されたおかげで夫はすっかり元気になって、自信を取り戻したようでした　顔も案外早くに元通りになりましたし、これを教訓に転倒にはより一層気を付けてくれるといいかなと思いました