永住権申請/日本人の実子

夫が永住権の申請をしました

永住権申請

2020年3月に帰国し、夫は3年の在留許可を得ました 2023年に在留許可の更新をして、頂けたのはまたしても3年の在留許可でした 在留期限が残り1年となったところで永住権の申請をしました




夫の年齢を考えると3年ごとの在留許可更新はとても負担が大きく、今後のことを考えて永住権を申請することにしたのですが、品川の入管では永住権申請が1年以上かかっていると聞きました あまりにも申請者が多く1年くらいは全く審査に進まないとかで早くても1年半はかかるとのことでしたので、金沢で申請することにしました

住民登録を東京にしたままでは品川入管で申請するしかありませんが、金沢に住所を移せば名古屋入管の管轄となり金沢出張所で申請することができます 事前に申請書類を頂きに行きましたが、小さな出張所で申請に並んでいる人もとても少なく、永住権の許可までにかかる日数は長くて半年とのことでした つまり申請するとすぐに審査に進むようです 東京で申請するより圧倒的に早いので金沢で申請することに決めました 入管は金沢駅からバスで5分ほどのところにあり、市民センターが隣接しているので住民登録も一度に済ませることができる利点もありました 

住所変更

金沢で永住権申請をするためには住所を金沢に変更する必要があります まずは金沢の入管出張所の裏にある市民センターで転入の手続きをしました 転入手続きの前に事前に中央区役所で転出届を提出しました マイナポータルでも転出届ができるようになっていますが区役所で発行してもらう書類があったので区役所の窓口で手続きをしました マイナンバーカードに転出の記録が載るのでマイナンバーカードは忘れずに 

金沢の市民センターの窓口で転入届を提出しました そこで住民票は翌日以降発行と言われたのですが、永住権申請の為どうしても本日必要と申し出たところ特別に1時間で住民票が発行されました 自治体によっては住民票の発行が転入届を提出して翌日以降になることがあるかもしれないのでお気をつけください

住所変更の際にマイナンバーカードと在留許可証も提出します 変更後の住所が印字されます マイナンバーカードは住所が変更されると6桁以上の暗証番号の確認が必要です 覚えていなかったのでリセットしてもらいました 普段は窓口では4桁の数字の暗証番号だけでいいのですが、転入の時は6桁以上の暗証番号が必要となります 

在留カードに新しい住所を印字してもらい、住民票を得たので永住権申請に向かいました

永住権申請 必要書類

まずは永住権申請に必要な書類を集めることから始めました 永住権申請の必要書類はステータスにより違いがあります 日本人の実子や日本人の配偶者の提出書類はこちらで確認ができます 日本人の配偶者等というカテゴリーになりますが、日本人の実子の場合は提出書類が少なくて済みます 以下は日本人の実子の場合の必要書類になります

記入する用紙は2枚あり写真を添付します

2.写真 (縦4㎝×横3㎝)
裏面に指名を記入して永住許可申請書に貼り付けます

3.日本人親の戸籍謄本(全部事項証明書1通)
夫の親は死亡しているので親の除籍全部事項証明書を取り寄せました 戸籍謄本など
は本籍地の役所でしか交付できなかったのですが、現在は広域交付ができるようになり本籍地以外の自治体の窓口でも取得することができるようになっています

親の除籍全部事項証明書では実子の証明はできますが、米国籍になり日本国籍を除籍 
になった記載はないので、追加で夫本人の除籍謄本を提出しました 本人の除籍謄本は在留許可申請の際に必要でしたので内容は確認済みでした 結婚後は親の戸籍から外れるのでその後の記載は親の戸籍には載っていません 

4.申請人を含む家族全員(世帯)の住民票1通 マイナンバーの記載のないもの
金沢に住所変更したのは夫のみなので単身世帯となり、住民票は夫のものだけ提出しました 

5.申請人又は申請人を扶養する方の職業を証明する資料
夫は米国年金を受給しており無職ですが、確定申告をしているので 確定申告書控えの写し1通 SSAからの1099も提出しました

6.直近(過去1年分)の申請人の所得及び納税状況を証明する資料
住民税の課税証明書及び納税証明書各1通 
納税していた中央区役所で発行してもらいました 所得の証明は5.で提出した確定申告書控えの写しとSSAからの1099

国税の納付状況を確認する資料
源泉所得税及び復興特別所得税、申告所得税及び復興特別所得税、消費税及び地方消費税、相続税、贈与税に係る納税証明書(その3)
オンラインでも請求できますが、中央区役所のすぐ近くに税務署があり窓口申請ですぐに取得できました その3というのは未納がないという証明なので上記5項目の未納がないことを証明してもらいます

7.申請人及び申請人を扶養する方の公的年金及び公的医療保険の保険料の納付状況を証明する資料(日本人の実子の場合は直近1年分の資料)

帰国時にすでに米国年金を受給しており、日本の年金は納付しておりません 日米協定で米国年金を納めていれば問題ないので特に資料は提出していません 後日追加資料を求められるかもしれませんが申請時には特に要求されませんでした SSAからの1099と2024年の年金額が記載されたレターをコピーして提出しただけです

公的医療保険の保険料の納付状況を証明する資料は後期高齢者医療保険料納付証明書と領収書の写しを区役所の保険年金課で発行してもらいました

8.申請人の親族一覧表
日本人の実子の場合は必要なし

9.パスポート又は在留資格証明書 提示
パスポートを提示します

10.在留カード 提示
在留カードを提示します

11.身元保証に関する資料
身元保証書 1通 と身元保証人の身分事項を明らかにする資料 
息子が身元保証人になったので息子のパスポートの写しと年収証明(源泉徴収票)も提出しました 

12.了解書 1通


以上の資料を揃えて金沢入管出張所にて提出をしました 申請の際には手数料はありません 永住許可の通知を受けるためのハガキを渡されるので住所と氏名を書いて渡します 審査の結果、永住許可が承認されるとハガキが届くので収入印紙10,000円(2025年4月から値上げになりました)を持って入管に行きます ハガキが届く前に普通郵便で追加資料の提出依頼が届く場合もあります その際は追加資料を提出してハガキを待ちます 金沢に住所変更をしてまで金沢入管出張所で申請したのでなんとか早く永住許可がもらえますように


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